双極性障害の彼女からの着信

LINEに返信した、のお知らせの着信。それがわかるのは直ぐに呼び出し音が切れたから

すぐ見て欲しいときはワンコールしろ。と言ったのは確か今年入ってから。

同じ時刻、立て続けにメッセージが届いていた。


もう良いよ。
忙しいんだ。

非通知?また女にスマホ買ってもらったんでしょ?

友人にはなれない。
何故なら私はあなた好きだから。

父は危篤になりました。

怒鳴り散らされたくない。
穏やかにいたいから。


メッセージを読んで返信をしなかったら

その15分後、またメッセージが届いた


(写真:肘より上の腕の写真には手首に2箇所のアザがある。)

貴方への気持ち


これに返信をした。


せめて自分の服薬と愛犬のメシくらいはLINEに入れたらどうだ。

減量で辛い思いさせたんだ手ペロもある。せめて愛犬の食事くらいは時間通りに

メモをオレに送るのが嫌なら小田さん(※①)に送ればいいと思うが。

それを伝えたかっただけだ。穏やかに生活しろ邪魔はしない。

※①小田さん:彼女の元カレで今は飲み友というが、小田さんはオレの存在は知らず、彼女にイベントごとに貢いでる50代のエリートサラリーマン、オレは容認している。


オレからのメッセージが既読になる前に、彼女からまた着信。今度のコールは長い。

オレから電話したくせに、着信に出ようかどうか手が止まった。またあの地獄が始まる。

でももう彼女から遠ざかる術はわかったのだから、そんな言い訳をしながらコール音を聞いていた

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